トレーニングセンター概要

 2019年5月10日、当社が製造するH145/BK117ヘリコプターの操縦士・整備士の訓練のために、最新の設備を備えたトレーニングセンターが岐阜工場に開設されました。


 また、2022年4月より、VR技術を利用した新しい形のVRヘリシミュレータのサービスを開始します。



トレーニングセンター受付

トレーニングセンター全景

 近年国内では、公共性の高いドクターヘリや消防・防災ヘリなどの操縦士・整備士の需要が増大する一方で、操縦士の高齢化が進み、要員の養成・確保が重要な課題となっています。当社は、トレーニングセンターの開校により、当社製ヘリコプターを運航する操縦士の運航操作技術や整備士の整備技術の維持に加え、より一層の安全運航向上に取り組んでいきます。

 当トレーニングセンターは、H145/BK117ヘリコプターの訓練ができる国内唯一の施設で、世界ではドイツ、アメリカに続き3番目の開校となります。ヘリコプターを実際に設計した当社設計者による、設計思想に基づいた教育を受けることが可能です。また、最新設備を使用することで、ヘリコプター実機の訓練では再現が難しい厳しい条件での訓練を、天候に左右されない屋内で行うことができます。



VRシミュレータの特徴

VRシミュレータ装置の活用方法

 実機では行うことができなかった訓練や、実機がない時、初心者の体験用及び導入訓練等に使用することが可能です。従来、操縦士しかできなかったシミュレータによる訓練を、キャビンクルーも訓練することが可能です。山岳ホイストや空中消火といったミッションに対して、操縦士とキャビンクルーが仮想空間上で同じ機体に搭乗することで、リアルなコミュニケーション訓練を可能とします。また、様々な天候状態や模擬故障を設定し、いろいろな状況で訓練することができます。

 本シミュレータは、2022年度からサービスを開始します。弊社岐阜工場はもちろん、お客様ご指定の場所でもご利用いただけます。ご要望に応じたカスタマイズも可能ですので、ご質問等ありましたら、ご連絡下さい。


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